「Rainy Day」が出て数ヶ月(何ヶ月か数えれば分かるがこう書いた方が含みがあっていいでしょ)。アンケートはがきやネットに書かれた感想をまとめてみました(この記事は随時追記して行きます)。
※事情により全部は載せてませんし、内容も適当に抜粋したところがあります。載せないでくれとか載せ方が気に入らない等ありましたら連絡ください。
アンケートはがきより
好きなアーティスト:*太陽とシスコムーン*、TMレボリューション
よく見るテレビ番組:大阪ほんわかTV、やりすぎコージー
読みたい本の著者・テーマ:浮浪者の生いたち
(アラウンド30代女・主婦 油うんこさん)
太陽とシスコムーンは忘れてました。いい趣味と思いますが、まあ思い出すほどは知りません。浮浪者の生い立ちの本は取材が怖そうなのであまり作りたくありません。生い立ちではないですが ホームレス大図鑑 という本があるので読まれたらいかがですか(ちなみにその本私持ってます)。つうか感想「まだ読んでない。金払ってない」ってなんなのさ。あんたあの子のなんなのさ(30年程前のネタなのでネットで元ネタ調べて笑ってください)。
よく読む雑誌:週刊新潮、週刊ポスト
よく見るテレビ番組:やりすぎコージー、アメトーク
読みたい本の著者・テーマ:新堂冬樹、宮部みゆき、大石圭
感想・意見:書き下ろし第2弾を待ってます。
(40代女・パート)
週刊新潮なんてほとんど冗談で書いたのに読んでいる人がいるとはびっくりです。やりすぎコージー得票率100%です。どんな番組かは東京ローカル人間の私には分かりません。読みたい著者については大手出版社で出たものをお買い求めください。私も第2弾は待ってますが、書いてくれと依頼もしてないのでしばらくは出来ないように思われます。
アンケートはがきの回収率は悪いですが切手を貼らないといけない上、何かもらえる訳でもないためでしょう。
ネットサイト・ブログなど
驚いたり、笑えたりするだけでなく、意外なところで美しさに出くわす本です。オススメ。
パイソン・エアウェイズ(カバコフさん)
モンティ・パイソンのファンサイトで内容に関係ないのに、トップページに紹介いただいてます。ネット知人ですが1度くらい会っただけです。すみません。
『Rainy Day』
麗兄著、’08。mixiのマイミクの方が本を出版されたので。mixiで日記を書かれていて、それ以前のものと併せた一種Blog本のような体裁。文章や文体が云々というより著者の思考の切れ、発想を楽しむ、といった内容かなと。
クラスに一人居た、妙に男子に人気がある面白い奴、を拡張したような才能だと思います。こういう人が山の中で熊に遭遇するんですね。(笑 (jbssk a.k.a. Jobo Sosukeさん)
著者は人気者を拡張しすぎてむしろ人気ない奴、っていうか生活が忙し過ぎて人付き合いのない感じがしますね。ありがとうございます。
友人が、レーベル「紳士淑女舎」 を設立
やっぱり買ってみるべきかナ。 (Kiyo さん)
私のことを友人と書くやつはそんなにいないので誰なんだろうとずっと思ってましたが、先週くらいにやっと思い当たりました。本は買っていただいたようですが、読んだとも読んでないとも聞いてません。知人買いありがとうございます。
酔っぱらった状態で斜めにザッと読んだんだけれど、伝記のところがいいです。麗兄さんがけっこう本格的に不幸な半生をやり過ごしてきたのがわかって面白かったです。前にホームレス中学生もザッと斜めに読んだんだけれど、あれよりずっと救いがない感じだと思いました。*火垂るの墓とか嫌われ松子の仲間*だと思いました。
ボクは麗兄さんのことをちょっと知っていて、麗兄さんが何かしていたら面白がってみようかって態度があるわけだけれど、そういう態度を持っている人はやっぱり少ないだろうと思いますよ。どうだろう、第2刷はあるんでしょうか。 (30代男)
太字には私がしたのですが「火垂るの墓とか嫌われ松子の仲間」って言うのはうまいです。著者でないので感想としてうれしいかどうかはともかく、宣伝文句として優れているので使わせていただこうと思います(と連絡しましたよね)。別の本を第2弾として出すのはともかくとして今の売れ行きでは第2刷はないです。
新くて濃い本の形。
【紳士淑女舎】
(QUICK USOYA)
「いろいろなところで紹介していただけるとありがたい」みたいなことを書いたら、特に依頼もしてないのに「広告」として載せていただいてます、今のところ。コピーも私書いてません。コンピュータシステムでは考えられない究極の意図汲み取り広告掲載です。いつもすみません。
レビューなど
Webに公開してた著者のエッセイをまとめたもの。自虐的に著者の半生を綴ってある。面白くて読みやすいがひがみっぽい私には自慢話にも見える。ともあれ続編も期待。 (40代男)
貧乏とか苦労は自慢っていうかそうしなきゃしょうがないみたいな感じでしょうが、そのためにちょっと張り合いのある生活だという含みはある感じはします。
図書館で借りた。本人は普通のつもりでも周りから見ると相当変わっている、そんな人の生活。関西人風に適度なリズムでオチがつく文章はかなりうまく、予想より面白かった。筆者は金のないスチャラカ男だが、昔から貧乏に慣れていて、少しもジメッとしたところがないので、ずれたスチャラカぶりだけを純粋に楽しめる。惜しいのは第一章の不幸話で、このあたりはさすがに思うところがあるようで、暗いものが去来して素直に楽しめず、本の価値を下げている。
NHKブックスとかと同じ判型の薄い本が1500円というのはちょっと高い。CD付きと考えれば理解できるが、そもそもそんなCD聞く気ないし。買って手元に置いておこうという気にはならなかった。 (男)
年齢は略にしときます。性別はまあ大丈夫だろう。知人買いしてくれる人がいる中、買わずに図書館で読むというのはケチとも思いましたが、図書館に買わせたのは買ったのとほぼ同じ効果なので(なぜなら図書館で読む人も1~数名しかいないから)、グッジョブのうちでしょう。感想はけなしているかのようですが、この人にしてはかなり誉めている方です。ジメッとはしてないですね。鋭いボケかつ自分突っ込みみたいな感じでしょうか。
おもしろおかしい貧乏
詳細は省略しますが、著者は、まだ若いのに相当に貧乏で波乱に富んだ生い立ちの人です。こんな漫画があったら、「嘘臭い設定だなー」と思うでしょう。そんな著者が自分の生い立ちや日常を書いた本です。
とはいえ、単に貧乏で波乱万丈な人の書いた本というのは昔から山ほど存在します。ところがこれは、そういう本とはどうも違う。まず、昔は苦労したけどがんばって今は成功した、とかいう本ではない(そもそも今も大金持ちになってない)。かと言って悲惨なことを悲惨に書いて、社会に対して怒るとか、お前ら俺に対して申し訳なく思えとかいう本でもない。この本では、不幸話も楽しいことも並置され、淡々と、というのとはちょっと違うんですが、同じような調子で、実に見事な文章でおもしろおかしく語られます。そして、不幸も突き放して笑いにしてしまう著者の視線は、結果的に日常の持つ力強さみたいなものを感じさせます。そのせいで、この本は凡百の不幸本の一つになってしまうことから逃れ、ユニークで面白い本となっています。
そして何より魅力的なのは、そのような出来事の数々から浮かび上がる、他人に対しては一見ぶっきらぼうに接している著者の、実はお人好しで心優しい人柄です。ご本人は、自分は苦労ばっかりして不幸だと思ってるかもしれませんが、友人には恵まれ、女性関係も、もてないもてないと言いながら結構いい思いをしてるというのはこのあたりに理由があるかと思います。 (rrrrrrさん)
理想的な誉め感想です。内容および著者のいいところを的確にとらえて的確に書いておられる。すばらしい。この感想のために売上が20%は増加したと思われます。約7~8冊。この感想を読んで買うのをよそうと思うのはひねくれものの著者とか私くらいのものと思います。じゃダメなのか。
その他(自動検索系・役所など)
国会図書館に納本したのでちゃんとこういうところに載っています。少しうれしい。
この成分は私が入れました。どちらも。
表示がヘンなので直してと言って早3ヶ月。タダだから文句は言えませんが、まだ~?
その他 楽や , トレンドチェック , バリューストア , ユアガイド , ページビューランキング などなんだか分からない自動登録系サイトに続々登録されていますが、全く売れ行きに影響していません。
Posted by shoin45 on 2008/09/23
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Rainy Day 2009