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マツワルで本の宣伝

大手SNSのmixiにはいろいろ書いていたが、ここに書くのは久々になってしまった。
私ばかりが書いて麗兄ページが少しも増えないというのは本の宣伝効果を考えたときにバランスが良くないような気がしたためではあるが、しばらく放置してしまったことをまずはお詫びする。

前に麗兄がくれたメールによると、麗兄はこのサイトにもう書かないとかそういう訳ではなく、まず多忙というのと、あとはここのシステムが面倒くさいので書かないでいるだけらしい。

まあ放置して枯れたサイトになるよりは私がなんか書いた方が良かろうと思ったので、徐々に与太話を追加して行こうと思う。mixiにもほぼ同じ話を並行して書いて行くつもりなので、継続して読んでいる方(おられるのかどうか甚だギモンではあるが)はどちらかを読んでいただければいい。

と言ったところで(私と著者が)気になる本の売れ行きについてである。著者の手元で何部売れたか正確な数はまだ確認していないが、大体気配は分かる。それで考えると5月一杯で約30部という順調な売れ行きを示した「Rainy Day」、さすがに知り合いに売りつくしたので今月は売上半減するだろうなと思ったら、予想は外れた。

6月売れたのは2部。半減ではなくて10分の1以下である。アマゾンの販売部数に至ってはゼロ。ランキングで瞬間的に7000位弱まで上ったこともあったが今は約45万位まで落ちた。よぼぼ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4990384601/

(売れなさ加減を具体的に書くのは今月でおしまいにするつもり。だって買おうかと思っていた人が不安になるじゃないか)

先月末くらいから地元の書店に偏った飛び込み営業を開始しているが、これについては今月頭に吉祥寺ビレバンの店長に聞いてみた。門前払いはされず、一応事情を話したところ「まあ、検討する」、「ダメでも連絡する」との話だったが、今まで連絡ない。連絡しないなら「ダメでも連絡する」なんて言わなければいいのに。また連絡してみる。

続いてタイトルにも書いた話題。自分が購読している松沢呉一メールマガジン(「マッツ・ザ・ワールド」略称「マツワル」)には読者コーナーみたいな「まつわる便り」というものがあり、普通ここにはメルマガの内容の感想とか質問などが載っている。メルマガの内容と関係ないが物は試しなので本の宣伝を簡単に書いて送ってみた(松沢呉一氏は大雑把にはサブカル系に位置付けられるライターで本も結構出している方)。

(前略)

あとはもしお目ざわりでなければ(多少お目ざわりでも)少し宣伝させてください。私も40過ぎて自費で他人の本を出しました(慈悲出版と言っている)。
マーケッティングとか全然考えずに作ってみたらやっぱり売れませんでした。まあ著者と私の知り合いに30部ほど売れ、俗に「年賀状の数くらいは売れる」
と言う話は本当だなあと思いました。小説にも出てこないようなベタに不幸な出自の著者のブログ本ですが、マツワル読者の方には物足りないかもしれません。ご興味の方は次をご覧ください。紳士淑女舎: http://shin-shuk.com/

あとヤフー縁結びで2年以上嫁探ししているのですが、望みが高すぎるのか全然うまく行きません。ヤフー縁結びは性的な話とか書くとメッセージが
掲載されません。そんで気に入らないのでヤフー縁結び自体の悪口を書くとこれも掲載されなくてイライラします。まあそりゃサイトへの文句は結婚情報と
関係ないけどさ。まあなんでもいいので上のサイトに連絡してください。

(後略)

今読むと相当投げやりな書きようではあるが、この内容はそのままメルマガ購読者にメルマガとして送付された。考えてみたらこのとき私は風邪の真っ最中であった。調子の悪いときにいろんなことをするものじゃない。

松沢氏が親切にもコメントをつけてくれたので、その内容を以下に載せる。最初は著者に読ませればそれでいいかと思ったが、改めて確認したところ別に公開してもいいと言う話だったので(関連のある部分のみ)。

リンク先を見ましたが、章扉が4色なんですね。豪華。
http://shin-shuk.com/articles/2008/05/16/rainy-day-search/

どうでもいいところに感心したところで、厳しい話を。


予想外のことが起きない限り、あの本を知人以外がアマゾンで買う数は年間10冊に届かないでしょう。だって買いようがないです。


サイトでは、よしだ(43)さんが前に出すぎで、著者のこと、本のことが全然わからない。これでは著者と発行人の知り合い以外、買わないのは当然かと。


著者のプロフィールはたしかに面白いのですが、それだけで購入するほどは面白くない。クラスに1人はいる程度の苦労でしょう。このプロフィールだけで本を
買っていたら、それだけで毎月何十冊も本を買わなければならなくなります。


たぶん内容自体がそうなのでしょうが、キャッチーな説明ができていないのが弱いです。「36年の人生で35回自殺未遂した男の半生記」「提灯一筋五十年の職人による提灯雑記」「パチンコで家を建てた男が伝授する必勝法」「37歳で孫が生まれる女王様の破天荒人生録(先日取材した女王様です)」みたいなものがない。


ワードとしても、ひっかかるような言葉が何もないので、たまたま検索でサイトに行くことも、たまたまアマゾンのページに行くこともできないでしょう。


もちろん、世の中には、本人のキャラ、文章で読ませるような本が存在していて、なおかつ売れているものもあるわけですが、この本がそういったタイプのも
のであるなら、できるだけ中身や本人を出すべきです。


アマゾンのあの1ページで「わかれ」というのは土台無理。サイトに本人が書いている文章だけで「わかれ」というのも無理。


読者に買う安心感を与えるためには本の30ページ分くらい公開してもいいと思います。50ページでもいいかな。それだけ公開して興味を持たない人は、全部読んでもダメってことでしょう。


音楽をやっているんだったら、それを聴けるようにするとか、よしだ(43)さんによるインタビュー記事を出すとか、興味を抱かせるための仕掛けはいろいろとあると思うんですけどね。


著者のブログにリンクがないみたいで、検索したのですが、見つからなかったです。名前が違うのかな。リンクしていないのは、本の内容を読ませないためで
しょうか。逆だと思うなあ。


知人は除いて、ブログをやっていたところで買ってくれる人は多くて3パーセントですから、百人が読んでいて3冊、千人が読んでいて30冊です。


この著者のブログはほとんどアクセスがないみたいですから、ここから買う人が増えるってこともすぐにはなさそうですけど、ここしか突破口はないでしょう。
だったら、まずはブログのアクセスを増やした方がいいのではなかろうか。そのためにも、本の中身をもっと見せるべき。


本は買わないけど、ブログの読者にはなるって人がいるはずで、読み続けることによって、そこから買うことになる人もいるはずです。書店と違って「売るタイ
ミングを逃す」ってことがないので、1年がかりでアクセスを千にする。これで30冊売れます。


ところで、自費出版というのは、通常、著者の自費で出すことですから、これは自費出版ではなく、すでに小出版社の出版物ってことではないでしょうか。自主流通出版とは言えて、広くはそれも自費出版と言われてますので、間違ってはいないでしょうけど。

細かいところで松沢氏に言いたいことはあるが、大筋では似たような意見。
そのへんの内容をまた松沢氏にメールしたがその内容は次回。

Posted by shoin45 on 2008/07/01
<Amazonの話2  押切もえとRainy Day>

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