天皇誕生日かつクリスマスイボイボでおめでとう。ところでCDにはアタリとハズレがあるという件についてほぼ確定の予定を説明します。
このへん の最後の方に「Rainy Day」おまけCDについて書いてあるが、簡単にまとめると
- 通し番号入り
- アタリのものとかハズレのものがたまにある
という話。
なんかプレミアム性を作りたいとの著者アイディアによるもので「もしかしたらプレミアム目当てで何冊も買う奴が出てくるんじゃないか」という話だが、実際のところ私は大変疑問には思った。思ったものの世の中にはいろいろな人がいるものだし、アタリハズレがあるのは面白いので内容としてはオッケーとした。
まず通常盤からだが、オリジナル・サウンドトラックというタイトルで8曲入りである。ラベルは著者に任せたところ、いい感じに出来て来た。著者にラベルまで作らせてすまぬと言えばすまぬ気持ちもあるが、うちにはプリンタがないのでお願いすることにした。そもそもCDはプレスに出すのでもなくて手焼きである。インディーズなので手作りの味があった方がいいでしょ?
ラベル作成にはひとつエピソードがある。ラベルのプリントをしてもらっていたときメールが来てタイトルに「問題発生」とある。プリントした後に指紋を取ろうとして濡れティッシュで拭いたら印刷が取れてしまったというのである。私も前にもらっていたサンプルのCDを取り出し濡れティッシュで拭いてみたら見事に印刷が剥げた。私は「まあCDは端を持つものだし、滅多に濡らすことはないからこのままでいいんじゃない?」といい加減に回答したが、ある程度ちゃんと仕上げて売れない方が面白いというので、盤面保護のスプレーを買って噴射することにした。年賀状をプリントしたことのある人は分かるだろうが、プリンタが勝手にやってくれるところはそう手間でもない。しかし、1枚1枚スプレーするのは結構手間と思う。数枚ならともかく500枚ともなると何日分の労働なのかって話だよ。
話は戻ってCDの内容について。「ヘレンのワルツ」というのがあり、これは本に出てくる著者の車へレンのテーマ曲みたいなものなので、内容と一致しているが、他は関係があるかと言われるとあいまいな回答を返したくならないこともない。タイトルが一応「Rainy Day」というところが関係あるが、そうでもないものもある。それでも作者が著者ならばその点で関係あるとも言えるが、作者が私のものもあり関係ない感じもする。しかしよく考えてみれば作者が私のものはタイトルが「Rainy Day」なのでその点で関係があり、それ以外の曲は作者が麗兄なので関係があるとも言える。つまり全曲関係があるじゃないか。なんだ、全然問題ない。
アタリCDには1曲多く収録する。アタリ番号は例えばゾロ目の111枚目など6~7枚である。正確に何枚かは忘れた。9曲めに歌である「パラリセレナーデ」のカラオケ版を収録する。これは単に元の曲の歌を除いただけのものではなく、編曲麗兄氏で全然違うバージョンである。ラベルにもちょっと絵が入ったりしている。これは当たった感が強いね。手間をかけているので(と言ってもほとんど著者の手間ではあるが)喜んでもらわないとつまんない。
世の中にはフツーとアタリだけではない。格差社会という言葉があるように何かにつけてハズレがつきものなのが社会であり人生である、との思いを込めてもいないがハズレCDを作成した。とは言えまああんまりひどいことをしてはかわいそうなので、これにも実は1曲多く収録する。ハズレ番号は例えばヨシダの44枚目など3枚である。9曲めに「パラリセレナーデ」のリミックス版を収録する。世間でリミックスというのがどうやって作成されるのか知らないが、たぶん新たに録音をしなければリミックスなのであろう。パソコン上で多少の作業をして出来上がりである。歌と言ってもパソコン上の作業で出来ているので、メロディまで変わった。もとは自分用に作成したのだが、麗兄氏がハズレCDに入れようというのでその通りにすることにした。ラベルにはやっぱり絵が入ったりしている。これはハズれた感が強いね…
この話をした後しばらくしてメールが来て「ハズレというか吉田さんバージョンということで」と書いてあった。関西人じゃないので突っ込みもせず放置しておいたが、そりゃ普通考えて麗兄氏の曲が入っているのがアタリで私の曲が入っているのがハズレってこたないでしょう。
そんな訳で名目上はアタリ、ハズレ、通常盤ということだが、基本的には通常とアタリしかないってことで。しかし2部に1部アタリだったら2冊買う人もいるかもしれないが、500部で10部アタリでは何冊も買う人は現れないのではなかろうか。この予想はたぶん当たるであろう。まあ当たった人にわずかな優越感を与えるためにこのようなこととなったということだが、何か?